アルコール消毒で手が荒れるのですが、対策はありますか?
アルコールは皮脂を強力に除去するため、乾燥を引き起こします。保湿成分(グリセリン、ヒアルロン酸など)が配合された消毒液を選び、消毒後は速やかにハンドクリームで保湿することが最も重要です。
詳しい解説
アルコール消毒による手荒れのメカニズムと対策
感染症対策として不可欠になったアルコール消毒ですが、頻繁な使用は手荒れの大きな原因となります。
なぜアルコールで手が荒れるのか?
- 強力な脱脂作用: アルコール(エタノール)は油を溶かす性質が非常に強く、ウイルスや細菌の膜を破壊すると同時に、肌を守るべき皮脂膜まで根こそぎ除去してしまいます。
- 水分の蒸発: 皮脂膜を失った肌は、水分が非常に蒸発しやすい状態になります。さらに、アルコール自体が蒸発する際に、肌の角層にある水分まで一緒に奪っていくため(過乾燥)、深刻な乾燥を引き起こすのです。
手荒れを防ぐための消毒対策
- 保湿成分配合の消毒液を選ぶ: 製品を選ぶ際に、成分表示を確認してみましょう。グリセリン、ヒアルロン酸、アラントインなどの保湿成分が添加されているものは、アルコールによる乾燥をある程度緩和してくれます。
- 消毒後は「即」保湿: 最も効果的な対策は、アルコールが乾いたらすぐにハンドクリームを塗ることです。失われた油分を補い、水分の蒸発を防ぐバリアを作り直してあげましょう。携帯用の小さなハンドクリームを持ち歩くと便利です。
- 擦り込みすぎない: 消毒液は、手のひら、手の甲、指、指の間、爪の先まで行き渡れば十分です。ゴシゴシと強く擦り込み続ける必要はありません。
- 流水での手洗いを基本にする: 石けんと流水で手を洗える環境では、手洗いを優先しましょう。アルコール消毒は、手洗いができない場所での補助的な手段と考えるのが理想です。
もし手荒れが進行し、赤みやかゆみ、湿疹などが出た場合は、使用を中止し、皮膚科医に相談してください。
