日焼け止めによる肌荒れか、単なる汗や日焼けによるものか、どうやって見分ければいいですか?
「日焼け止めを塗った部分にだけ」症状が出ているかどうかが、最も分かりやすい見分け方のポイントです。特定の製品を使った時だけ症状が出る場合も、その製品が原因である可能性が高いです。
詳しい解説
見分けるための3つのチェックポイント
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症状の範囲を確認する
- 日焼け止めが原因の場合: 赤みやかゆみが、日焼け止めを塗った範囲に限定して現れることが多いです。顔だけに塗って首に塗らなかった場合、顔だけに症状が出ます。
- 汗や日焼けが原因の場合: 汗がたまりやすい首や肘の内側、あるいは日光が最も強く当たった鼻や頬など、より広範囲に症状が出ることがあります。
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症状が出るタイミングを振り返る
- 日焼け止めが原因の場合: 特定の日焼け止めを塗って数時間後〜翌日に症状が現れることが多いです。製品を変えたら症状が出なくなった、という場合は、その製品が原因の可能性が高いです。
- 日焼けが原因の場合: 日光を浴びた数時間後から赤みやヒリヒリ感(サンバーン)が現れます。
- 汗が原因の場合(あせも): 汗をたくさんかいた後に、かゆみを伴う小さな赤いブツブツが現れます。
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パッチテストで確認する
- 原因と思われる日焼け止めを、腕の内側などの柔らかい皮膚に少量塗り、24時間〜48時間様子を見ます。その部分にだけ赤みやかゆみが出れば、その日焼け止めが原因であると強く推測できます。
これらの点を確認しても判断が難しい場合や、症状が広範囲に及ぶ場合は、皮膚科を受診して専門医の診断を受けることをお勧めします。